
このような質問にお答えします。
結論からいうと、証券口座の開設はネット証券1択です。
本記事の内容
- ネット証券が人気の理由
- おすすめのネット証券会社
- 証券口座開設の注意点
証券会社ではなくネット証券を選んだ時点であなたは1歩投資家として上のステージです。
詳しくは【投資初心者は注意】失敗しないためにネット証券を利用するべき理由で解説しています。
ネット証券にもそれぞれの強みがあり、自身にあった会社を選ばないといけません。
本記事を読めば、あなたがどのネット証券口座を開設するのが1番かを選択することができます。
おすすめの証券会社だけ早く知りたい人向けに、1番のメリットと共に先に紹介します。
おすすめ3選+1
- SBI証券(唯一ETFを自動積立できる)
- 楽天証券(楽天ポイント貯まりすぎ)
マネックス証券(米国株取扱い多い)
- SBIネオモバイル証券(手数料実質0円)

ネット証券が人気の理由
ネット証券が今人気な理由は、簡単に始められることと手数料の安さにあります。
手数料 | |
証券会社 | 1〜3% |
ネット証券 | 0,1%台 |
※購入する商品によって変動があり、目安となります
同じような商品を購入しても、証券会社とネット証券では少なくとも年間1%以上の差があります。
負けづらいと言われているインデックス投資では年間利回りが3〜5%程度になりますが、証券会社で購入するとほとんど利益が出ません。

おすすめのネット証券3選
おすすめのネット証券を3社紹介します。
なお、どれも甲乙付け難いメリットがありますのでランキングではなく全て同列に紹介します。
SBI証券
SBI証券は口座開設数No,1のネット証券になります。
その理由は他社にはない強みがあるからです。
メリット
- 手数料が安い
- IPO銘柄数/外国株取扱国数がネット証券No,1
- Tポイントで投資信託が買える
- ETF(上場投資信託)を定期購入できる
手数料が安い
※SBI証券より引用(2020年4月8日現在)
SBI証券では取引手数料がとにかく安いです。
ネット証券最大のメリットは手数料の安さですので、比較ポイントとしてかなり重要です。
ちなみにSBI証券では1株単位で国内株式を購入できますが、手数料の関係でおすすめできません。


IPO銘柄数/外国株取扱国数がネット証券No,1
IPO銘柄数(新規公開株)の取扱数は90社と、ダントツのトップとなります。
2019年3月通期の全上場会社数のうち、約94,7%の銘柄を取扱いしています。
外国株数でも取扱国、銘柄数が圧倒的な取扱数となります。
取扱国 | 銘柄数 |
米国株式 | 約1,850銘柄 |
中国株式 | 約1,400銘柄 |
韓国株式 | 約60銘柄 |
ロシア株式 | 約30銘柄 |
ベトナム株式 | 約330銘柄 |
インドネシア株式 | 約30銘柄 |
シンガポール株式 | 約40銘柄 |
タイ株式 | 約70銘柄 |
マレーシア株式 | 約40銘柄 |
海外ETF | 約360銘柄 |

Tポイントで投資信託が買える
Tポイントで投資信託を買付できます。
さらにSBI証券の取引でもTポイントが貯まります。
ポイント
- 1ポイント=1円分として使える
- 街中の買い物で貯めたポイントでも利用できる
- 少額からでも利用できる
- SBI証券の様々な取引でTポイントが貯まる

ETF(上場投資信託)を定期購入できる
ETFとは投資信託が上場したものです。
通常の株式と同様に、証券取引所で取引される商品となります。
投資信託との違いは下記の通り。
投資信託 | ETF(上場投資信託) | |
取引可能時間 | 9時〜15時 | 取引所の取引時間内 |
取引場所 | 販売会社(証券会社や銀行、郵便局など) | 証券会社 |
取引価格 | 基準価格(1日1回産出) | 市場価格 |
コスト | 一般的にETFより高い | 証券会社により異なる |
積立NISA | ◎ | 一部利用可 |
投資信託は積立NISAを利用し、毎月自動で積み立てていくことが可能ですが、ETFは基本的に自動積立ができません。
ですがSBI証券ならETFを毎月自動で積み立てていくことができます。

SBI証券を選びたい人
ポイント
- コストを抑えたい
- IPOに興味がある
- Tポイントで投資をしたい
- ETF(上場投資信託)を自動で積立したい

楽天証券
楽天証券は僕もメインで利用している証券会社です。
サイト自体とても分かりやすく、操作も簡単です。
楽天証券の特筆するポイントは4点。
ポイント
- 取引手数料の安さ
- 楽天ポイントで投資ができる
- 楽天カードで積立ができる
- 楽天独自のアプリがある
取引手数料の安さ
SBI証券に続き、楽天証券はとにかく手数料が安いです。
取引手数料には超割りコースといちにち定額コースが用意されています。
ポイント
- 超割りコース:1回の取引ごとに手数料+手数料1%分ポイントキャッシュバック
- いちにち定額コース:50万円までは手数料0円
超割りコース(現物取引手数料) | |
5万円まで | 55円(税込) |
10万円まで | 99円(税込) |
20万円まで | 115円(税込) |
50万円まで | 275円(税込) |
100万円まで | 535円(税込) |
150万円まで | 640円(税込) |
3,000万円まで | 1,013円(税込) |
3,000万円超 | 1,070円(税込) |
いちにち定額コース(1日の現物、信用取引合計) | |
50万円まで | 0円 |
100万円まで | 943円(税込) |
200万円まで | 2,200円(税込) |
300万円まで | 3,300円(税込) |
以降、100万円増えるごとに1,100円(税込)を追加。 |
---|
いちにち定額コースであれば少額の取引を何度しても、約定代金の合計に手数料が発生するので50万円まで無料で取引できてしまいます。
さらに2019年12月16日より投資信託は全ての買付手数料が無料になりました!
自分の取引スタイルに合わせて選択しましょう!

楽天ポイントで投資ができる
楽天証券の1番の売りは、楽天スーパーポイントを利用して投資をすることができます。
楽天会員であれば、楽天グループ内でポイントを共有できるので、買い物で貯まったポイントだけで投資をすることも可能です。

ただし1つだけ注意点があります。
楽天SPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象となる楽天証券の取引は下記の通り。
SPU対象条件
- 楽天スーパーポイントコースに設定
- 投資信託を1度に500円以上購入
- 500円以上の購入内に最低1ポイントでも利用する

SPUとは、楽天サービスを多様することによって、楽天市場での買い物時に付くポイントがプラスされるサービスのこと。
楽天カード、楽天銀行、楽天モバイル、楽天でんきetc...使えば使うほどお得になります。
楽天カードで積立ができる
楽天証券ではポイント投資だけでなく楽天カードでも投資ができます。
楽天カードで投資をするメリットとして、投資で楽天スーパーポイントが貯まります。


楽天独自のアプリがある
楽天ではマーケットスピードという楽天オリジナルのアプリがあり、投資家にとってかなり重宝されています。
リアルタイムでの株価が自動更新されるので、株価の動向をチェックするのがとても簡単です。
さらに楽天証券口座を開設時、身分証の照会にiSPEED for iPhone/Androidアプリを利用することで、安全に本人照会することができます。
そして最後に1つ裏技として紹介するのが、iSPEEDアプリを利用することによって日経新聞が無料で読めてしまいます。

楽天証券を選びたい人
ポイント
- 楽天をよく利用する(楽天経済圏)
- ポイントで投資を始めたい
- 日経新聞を無料で読みたい(年間約5万円分が無料)
他社との1番の差別化が、楽天証券は証券会社としてだけではなく楽天経済圏としての存在価値が大きいです。
詳しくは【楽天銀行】マネーブリッジのメリット、デメリット【知らなきゃ損】の記事で解説しています。

マネックス証券
マネックス証券を利用している人の多くがおすすめする理由、それはマネックス証券独自の銘柄分析ツールがとても優秀ということです。
手数料に関しては上記の2社に劣る部分があります、ですがこの分析ツール『銘柄スカウター』を利用するためだけに登録する人がいるほどです。
ポイント
- 優秀なツールが多い
- 米国株の取扱数が豊富
- 未成年でも口座開設可能
- ワン株(ミニ株)を取り扱っている
優秀なツールが多い
マネックス証券では優秀なツールが多いと評判です。
ポイント
- 銘柄スカウター
- マーケットボード

銘柄スカウターを利用すると下記の情報を簡単に分析できます。
ポイント
- 企業の過去10期以上の長期業績をグラフで表示
- PERやPBR、配当利回りを最長5年分グラフで表示
- 過去の配当実績や配当性向などの配当関連情報
その他にも様々な情報を簡単に分析することができます。


マーケットボードではリアルタイムの株価情報などが一目で分かるようになっています。
利用方法も簡単で、銘柄コードを入力するだけで設定できてしまいます。
マネックス証券のツールは全て無料で利用できる有料級ツールになりますので、ツール利用目的で登録するのも全然ありです。
米国株の取扱数が豊富
マネックス証券では米国株に力を入れているので、取扱数が3,600超えと、圧倒的な取扱数です。
外国株式の取扱い数No,1であるSBI証券でも、米国株式は約1,850銘柄になるので倍近くの米国株式を取り扱っていることになります。


未成年でも口座開設可能
マネックス証券は珍しく未成年でも口座開設が可能となっています。
2016年4月から始まったジュニアNISAにも対応しているのでおすすめです。
※未成年の口座開設には、親権者の口座開設と同意書が必要です。
ワン株(ミニ株)を取り扱っている
ワン株とは1株から国内株式を購入できる取引です。
通常国内の株式は100株単位でしか購入できませんが、ごく一部の証券会社は1株から購入することができます。
マネックス証券はそのうちの1社で、手数料が約定代金の0,5%と初心者にとっても優しい取引です。

マネックス証券を選びたい人
ポイント
- 優秀なツールを利用したい
- 投資と言ったら米国株
- 未成年だけど投資に挑戦したい(親も開設必須)
2020年3月1日(日)〜4月30日(木)までに口座開設するとAmazonギフト券が最大で2,800円分もらえるキャンペーン中です!
※要エントリー必須
\米国株の取扱い豊富/
マネックス証券
番外編:SBIネオモバイル証券
上記で紹介した3社もスマホからの注文ができますが、SBIネオモバイル証券はスマホ専用のネット証券です。
後述しますが、20〜30代の人が国内株式を少しずつ買うならSBIネオモバイル証券1択です。
投資というとお金を持っているダンディなおじさまがやっているイメージがありますが、SBIネオモバイル証券では若年層にこそ投資を初めてもらえるような取組が多いです。

ポイントは下記の3点。
ポイント
- 1株単位で購入できる
- Tポイントで購入できる
- 取引手数料が月額だけど実質無料
\Tポイントで投資ができる!?/
SBIネオモバイル証券はこちら>>
1株単位で購入できる
1株単位で購入できるので若年層が投資を始めるのにはうってつけです。
もちろん配当金もちゃんと出ます。

ちゃんと株主優待をもらうことができます。
ほとんどの株式会社で株主優待の配布は100株からあります、1株単位で購入を続け、100株越えればきちんと権利を得ることができます。


さらに1株単位で買える商品として、IPO(新規公開株)の申し込みができる『ひとかぶIPO』にも注目です。
当選しないと購入できないIPOですが、若年優遇や取引継続優遇などの配分方法で投資資金が少ない若年層にもチャンスがあります。
Tポイントで購入できる
SBIネオモバイル証券の1番の強みはTポイントで気軽に株を購入できることです。
投資を始めたいけど日々の生活で手一杯…そんな若年層も多いです。
奨学金を一生懸命働いて返してる、親に仕送りをしている、など頑張ってる若い方もたくさんいます。
そこで現金ではなくTポイントで投資を始めることができるSBIネオモバイル証券がおすすめになります。
ポイントで投資を始めれば実質お金を使わずに将来への投資を始めることができます。

少しのポイントで大きく利益を出すことはできませんが、代わりにメリットが2点あります。
ポイント
- 損をしても少額
- 投資経験を積める
コロナショックの影響で僕の株価は最大で▲30%ほどになりました。

安くなったタイミングで売らなければいいだけですが、どうしても必要になってしまった場合には泣く泣く売却するしかありません。
少額での投資であれば同じ三分の一でも被害額は抑えられます。

投資経験を積めるのも重要です。
- 年齢を重ね、お金に余裕ができてから投資を始める:怪しい人(証券マンなど)が寄ってきたり、損失時のリスクがいきなり大きいと精神的に持ちません。

経験を積んでいけば騙される可能性、リスクに怯えることも少なくなります。

取引手数料が月額だけど実質無料
投資には取引手数料がかかり、取引ごとか月額か選べることが多いです。
SBIネオモバイル証券では月額200円(税抜き)から取引できます。
月間の国内株式約定代金合計額 | サービス利用料(月額) |
0円〜50万円 | 220円(税込み) |
300万円 | 1,100円(税込み) |
500万円 | 3,300円(税込み) |
1,000万円 | 5,500円(税込み) |
以下、100万円ごとに1,100円(税込み)が加算(上限なし) |
SBIネオモバイル証券では期間固定毎月Tポイントが200円分もらえます。
期間固定ポイント
有効期限が決められていて、SBIネオモバイル証券でのみ利用できるポイントです。サービス利用料の200円と相殺で実質0円で利用できるということになります。(月間取引金額50万円まで)

\手数料が実質0円/
SBIネオモバイル証券
証券口座開設の注意点
証券口座の開設には注意点があります。
ポイント
- 身分証の提示
- キャンペーンが行われているか
- 他社でNISA口座を開設している
身分証の提示
証券口座を開設するには身分証が必要です。
証券会社ごとに違いますが、ネット証券であれば基本的にwebにアップロードや郵送などで本人確認をします。

このようなこともありますので、事前にきちんと確認しましょう!

キャンペーンが行われているか
証券口座にもポイントキャッシュバックなどのキャンペーンが行われます。
特にここ最近は老後2000万問題などもあり、投資の需要が増えていると聞きます。

他社でNISA口座を開設している
通常の口座であれば証券会社ごとに開設することができますが、NISA口座は1つまでしか開設することができません。
どの証券会社でも丁寧にやり方を解説していますので、メイン口座を変更するなら一緒に移行しましょう。
ネット証券を利用すればどこでも投資家デビューできる時代:まとめ
最後にもう1度ネット証券それぞれの特徴をおさらいします。
おすすめ3選+1
- SBI証券(唯一ETFを自動積立できる)
- 楽天証券(楽天ポイント貯まりすぎ)
マネックス証券(米国株取扱い多い)
- SBIネオモバイル証券(手数料実質0円)
ネット証券はいつでも投資を始めることができます。
初心者のうちは証券会社でおすすめされた商品を購入すればいいと考える人が多いですが、それでは資産運用と呼べません。
自分の資産は自分自身で守り、育てるしかありません。
初めは難しいと思うこともあり、さらに含み損になった時など精神を保つのに精一杯だったりします。
ですが本当に投資を始めるタイミングとしておすすめですので、【コロナショック】投資を始めるタイミングは本当に今がオススメ?の記事も参考にぜひ証券口座を開設してみましょう!
